06.SEP.2010 Shanghai Library

仕事柄、ホテルやレストラン、ギャラリーやミュージアムなどの最新スポット情報は常にアップデートしておりますが、個人的にもっともよく利用している場所はというと「上海図書館」です。アパートから自転車で5分もかからない場所にあり、4階の外国語新聞雑誌室には日本の新聞各紙、文藝春秋、AERAなどの雑誌も最新号ではないけど、そこそこ揃っているので、かなりの頻度で利用しています。ここ数日は、日本の某美術館の方からの依頼で、戦前の中国の写真家について調べているのですが、1926年から45年まで上海で発行されていた大型総合グラビア誌「良友画報」の復印版がここの近代文献閲覧室に全号ダイジェストされていて、ただ今連日、狂ったように閲覧中(笑)。「良友」は日本でも研究者がいっぱいいますが、当時の中国の政治、経済、社会、芸術、文学、漫画などあらゆる分野のニュースや事象が網羅されていて、近代中国に興味のある人には必須の資料です。それにしてもアメリカで「LIFE」誌が創刊されたのが36年なので、その10年前に既にこの「良友」の発行が始まっていたことを思うと、当時の上海というのは本当に先進的だったんだなあと改めて思います。実際、誌面に出てくる人のファッションもお洒落だし、デパートの広告などもいっぱい載っていて、華やかな時代の空気を感じます。で、次のページをめくると蒋介石が出てきて、、、というゴッタ煮感も楽しめたり。ということで、他にもおすすめ文献はいろいろありますが、「上海図書館」は蔵書総数5095万冊という規模で、既に絶版になっている本や雑誌など、ほとんどが揃っています。ネットでは決して得られない情報の宝庫。利用者カードを作るだけであらゆるエリアで閲覧が可能なので、在住者でまだ利用されたことのない方には是非おすすめです。


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