30.SEP.2010 My Favorite Magazines

わりと定期的に購読している中国の雑誌を紹介します。Esquire,GQなどナショナルマガジンの中国版を除いたドメスティック系の中から。まず「生活」。毎号ワンテーマで中国カルチャーをさまざまな角度から考察するクオリティ誌で最新号は民藝復興がテーマ。浙江省に古くから伝わる元書紙(北宋の時代に皇宮の祭祀に使用されていた竹で作る紙)、藍夾纈(秦の時代から伝わる中国伝統の藍染めの一種)など7ヵ所の民藝製作現場を訪ねた36ページのレポートが別冊として添付。版型が大きく写真の使い方が贅沢で編集者としてはとっても羨ましい作り。ミャオ族の村で撮影したファッションページや曾梵志(現代アートの画家)のインタビューなどなど、特集以外のコンテンツも充実しています。「VISION青年視覚」はもっともクールなアート&ファッション誌との呼び声もありますが、毎号さまざまな国の有名無名の写真家が参画していて、各国写真家のポートフォリオのダイジェストを見るような感覚です。100号記念の最新号では、若手写真家の岡原巧祐さんのドキュメンタリー作品などもフィーチャーされていたり。この雑誌の誌面で、いつか一緒に仕事をしてみたいなあ〜と思う写真家にいっぱい出会っています。「新視線」は建築デザイン+アート&ファッションがメイン。特集が面白そうな時に購入しています。最新号は昨今の石油流出事故をメインに石油マネー、中東石油戦争、石油がなくなった後の世界などをユニークな図版やエドワード・バーティンスキー(工場、採石場などの作品が有名)の写真を使いながら解説する、なんと石油特集!です。こういうことができる雑誌、日本にはもうありませんね。「城市中国」も毎月ワンテーマの特集主義雑誌で、建築&都市計画&日々の暮らしという視点からユニークな記事を多数満載。バックナンバーの、今なお毛沢東主義を実践する各地の村々を紹介した「建設社会主義新農村」という号や、世界各国のチャイナタウンを年代や歴史など様々な角度から考察した「唐人街」という号などは、資料としても重宝しています。以上の4冊はすべて保存版雑誌。で、読んだら捨ててしまうけど愛読しているのは「週末画報」。インターナショナルニュース版、ビジネス版、ライフスタイル版、シティライフ版と分かれている週間のタブロイド紙ですが、ニュースのセレクトなどを含めて記事のクオリティが高く、毎週約70万部売れているというだけあり、一流ブランドの広告もわんさか入って勢いも感じます。何より全130ページくらいあってものすごい情報量なのに値段がたったの5元(約65円)!という点が素晴らしい。「VOUGE中国版」創刊時の編集長だった女性がディレクターを務めるライフスタイル版の最新号では、ベルサイユ宮殿で行われた村上隆展を早くもフィーチャーしています。「VISION」は北京。それ以外はみんな上海に編集部があります。


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