01.OCT.2010 On the Road, Yunnan 1996

国慶節の7連休が始まりました。締切りを抱えつつ街が祝日モードなので何となくのんびりしてしまい、仕事は後回しにして書棚の整理などを始めたところ、懐かしい写真が出てきました。96年に雲南省を旅したときのものです。この時は、ラオスやミャンマーと国境を接する最南エリア西双版納の中心地、景洪という町を基点に2ヵ月間くらい雲南に滞在。雲南は少数民族が最も多く住む省で26の民族が暮らしていますが、下の写真は景洪からローカルバスで2時間ほどの孟混という村で毎週日曜日に開かれていた、近隣に住む少数民族が一堂に会するマーケットで撮ったものです(左上から9枚目まで)。各民族の衣装は実にバラエティに富んでいてバッグや小物の色使いがもう絶妙!思わず写真を撮りまくりました(ちなみにこの時期はまだデジカメが普及してなくて一眼のネガで撮影)。で、このマーケットで知り合ったハニ族のイラという名のおばさんが、夕方になって市場が終わり村に帰るときに「うちに来る?」と誘ってくれたので、一緒にいたドイツ人の友人とともに村人たちのトラックに便乗し、山の中腹にある彼らの集落へ行きそのまま1週間ほど滞在。水道もトイレも電気も電話もない本物の田舎に泊まるのはそれが初めてでした。そこは30ほどの藁葺き屋根の木造家屋が並ぶ住人150人くらいの、邦龍という名の小さな村で、家の中に床はなく、ご飯を食べるのも寝るのも土の上。村人たちと一緒にサトウキビ刈りに出かけたり(それが彼らの収入源のひとつ)、小鳥を捕まえて食べたり、また、漢族の先生が一人住み込んで子供たちに国語と算数を教えていて、その小さな学校で一緒に国語(中国語)を勉強したりもしましたが、一番心に残っているのは、ある晴れた日の夜、満月の光で本が読めたこと。あの村には今はもう、電気は通っているのかなあ。まだ行ったことがなくて行きたい場所は山ほどありますが、この村は、かつて滞在したことがあって絶対いつかまた訪れたい場所の筆頭です(10枚目の写真=このトラックに乗ってイラおばさんと村に来ました。以下、イラおばさんと村の子供。イラおばさんとダンナさん。毛沢東の肖像があった村の学校。村の遠景)。大連休なのにどこにも行かないので、昔の旅を懐かしんでみました。


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