AXIS April 2011

アジアのデザイナーは世界を目指す。

Photos by Norihisa Ichimura Text by Miho Sauser
北京の馬岩松や韓国のホーン・キムなど世界で活躍するアジアのクリエイターたちの特集。上海からはエルメスのバックアップで中国発の高級ブランド「上下」を立ち上げたデザイナーの蒋琼耳(ジャン・チョンアル)をフィーチャーしました。中国最高級の素材、中国最高級のハンドメイド・クラフトを謳う「上下」。昨年秋の上海でのオープニングにはエルメスCEOのパトリック・トーマス、イメージフォトを撮影したファッション写真家のパオロ・ロヴェルシ、店舗設計を手掛けた隈研吾が並んで彼女の才能を湛えておりました。ちなみにチョンアルはまだ35歳ですが、年齢や国籍を軽々と飛び越えて、こういう大物たちとサラリとコラボレーションできてしまうところが中国人女性のすごいところです。

生活LIFE MAGAZINE March 2011

美艶的悲傷、蜷川実花訪談。

Photos by Eiki Mori Text by Miho Sauser Elaboration by Yang Shiqi
おととし「蜷川上海」の制作のお手伝いをさせていただいて以来、久々にお会いしました。東京のオフィスは壁一面、実花さんの作品がウォールペーパーとなっていて、あの色鮮やかな花の作品の中に入り込んだかのような気持ちに。最近は台湾や香港でも活躍されていて、大陸でも人気が高まりつつあります。今回は春の号に併せてフィーチャーしたいというクリエイティブ・ディレクターからの要望で、花シリーズから6点を紹介、私のインタビュー記事、精神科医の斉藤環先生による解説も掲載しています。表紙は丁雄泉という中国人画家のこれまた愛らしい作品で実に春らしい号が出来上がりました。ネイティブにガンガン推敲してもらってますが、中国語で原稿を書くのも少し慣れてきました。

生活LIFE MAGAZINE February 2011

文化敬啓者、烏利・希客訪談。

Photos by Sabina Bobst Text by Miho Sauser Elaboration by Yang Shiqi
年末年始のスイスへの里帰りの機会を利用して、世界最大の中国現代アートのコレクター、ウリ・シグ氏のインタビューをしてきました。ルツェルン近郊の美しい湖の中にある小さな島、そこに彼のアート御殿があります。ちなみに島も湖までもが彼の所有物。スイスでも有数のお金持ち!4階建てのお城の中のいたる所に有名なアーティストの有名な作品がザックリで、購入後に中国アートバブルで価格が何十倍にもなった作品もいっぱいあるようですが、今まで売った作品はひとつもないとか。所有する作品は2000点以上という美術館がひとつ軽く出来てしまうほどの膨大なコレクション。80年代以降の中国現代アートそのものすべてを総覧できる場所が、スイスの古城にありました。

GQ JAPAN February 2011

世界基準のメイド・イン・チャイナを探せ。

Text by Sachiko Matsushita, Miho Sauser
一昔前までは「メイド・イン・チャイナ」というと、安いけど粗悪な大量生産品というイメージでしたが、最近では質の高い中国産プロダクツもいろいろ登場しています。この企画では、ハンドメイド製品、建築、ワイン、クルマ、文学などさまざまな分野で注目されているものをピックアップしました。中国もいつまでも世界の下請工場に甘んじているわけではありません。まあまだほんの一部ではありますが、世界レベルに匹敵するものも見られるようになり、物作りの世界の意識も少しずつですが確実に変化しています。今後、ますます多くの人が留学したり海外旅行に行ったりして、本当にいいモノを見る機会が増えていくことで、そのスタンダードはグイグイ底上げされていくと思われます。

生活LIFE MAGAZINE January 2011

杉本博司、時間的存在。

Portrait by Hiroshi Kai Text by Miho Sauser Elaboration by Yang Shiqi
クリエイティブディレクターの令狐が大ファンということもあり写真家の杉本博司さんをフィーチャー。昨年発表された新しいシリーズ「放電場」の作品9点とその作品について杉本さん自身が書かれたテキストを、私のインタビュー記事とともに掲載させていただきました。「放電場」はカメラを使わずフィルムに直接放電し、その光を写し撮ったという実験的な作品。全16ページ。この雑誌、版型が大きい上に写真を贅沢に使えて本当に嬉しい!中国の雑誌でこれだけ大きく杉本さんの記事が出るのは初めてで、この号が欲しいと何人かの中国人写真家から問い合わせもあったと後で聞きました。今後も中国の媒体で素晴らしい日本人アーティストをいろいろ紹介していきたいと思います。

生活LIFE MAGAZINE December 2010

奈良、平城一千三百年伝世華光。

Photos by Shinji Goda  Text by Miho Sauser  Translation by Yang Shiqi
上海に来てからずっと愛読していた雑誌です。10月にとあるパーティでこの雑誌を仕切るクリエイティブディレクター令狐と出会ったのがきっかけで編集執筆にかかわることになりました。まず手掛けたのは遷都1300年の奈良、全20ページの特集。宮大工の小川三夫さん、国宝修理師の藤本青一さん、正倉院展を毎年手掛けられている奈良国立博物館の西山厚さんを訪ねての取材は、日本の奥深さを改めて実感する旅となりました。京都もいいけど、今はもう中国には遺されていない唐時代の文化が随所に見られる奈良にも、多くの中国の方々に訪れてもらえたら嬉しいなあ。話は逸れますが中国の雑誌編集のプロセスは日本のそれとはかな〜り違い、なかなかスリリングで楽しいです。

GQ JAPAN December 2010

世界が注目する中国次世代の若き肖像。

Text by Miho Sauser
世界を変えるニューエグゼクティブは誰だ?という実にGQっぽい特集の中で中国で注目される30代をさまざまな分野からピックアップ。中でも一番の注目株は作家でカーレーサーで文芸誌編集長という多才な韓寒。まだ28歳ですがミリオンセラー連発でその言動が常に注目されています。エルメスの出資を得て「上下」という中国高級ブランドを立ち上げたデザイナーのジャン・チョンアルも時の人です。チャットソフトQQを立ち上げ38歳で既に総資産245億人民元(日本円で約3200億円!)のマー・ホアテンとかになると、なんだかもう自分にとってはまったくリアリティがありませんが、絶対数が多いだけに中国の若い世代からは、まだまだスゴイ人物がいっぱい出てきそうです。

POPEYE October 2010

進化する上海。クリエイティブな街並みを歩く。

photos by Takahiro Igarashi Coordination by Miho sauser
万博期間中にボッテガヴェネタのプレスツアーで上海にいらっしゃいました祐真朋樹さん、ポパイ読者モデルキングの方などをお連れしてチッパーフィールドの改築プロジェクトなど話題のクリエイティブなエリアや上海B級グルメ巡りなど。イベント出席がメインなので、私がお付き合いしたのは短時間でしたが、久々に早朝からの小龍包、生煎、阿娘面などのハシゴは大変楽しかったです。それにしても今年は上海にてシャネル、ヴィトン、ディオール、CKなど有名ブランドの大規模イベントが目白押しですごかったなあ。特に万博開催があったということもありますが、世界各国のVIPゲストやメディアを呼び集めたゴージャスなイベントを見るにつけ中国の経済成長の勢いを実感しました。

HARPERS BAZAAR JAPAN October 2010

杭州・緑茶の里で浸る愉悦の休日。

Photos by Norihisa Ichimura Text by Miho Sauser
杭州へは通算8回くらい行ってますがラグジュアリーステイは今回が初めて。ハイライトはやはり「アマンファユン」。古刹に囲まれた小さな村のようで田舎風情たっぷり。他のアマンにはない独特な雰囲気がありました。西湖湖畔に「フォーシーズンスリゾート」も近々オープン予定。魅惑的な食事処も増えたし、今度はプライベートでまた行きたいです。それにしても94年に初めて上海から杭州に行ったときは列車で3時間半くらいかかりましたが、現在は約1時間半。もうすぐ高速列車が開通すると上海―杭州は38分という近さになります。秘境の宝庫でもある中国は各地でリゾート建設が盛んに進んでいますが、交通の便の飛躍的な向上で、中国リゾートの需要はさらに高まりそうです。

HITOIKI September 2010

紳士の上海。

Photos by Fumitaka Miyoshi Text by Miho Sauser
大変スタイリッシュな趣の、理容店協会が発行するジェントルマン誌です。「ダンヒルホーム」にあるバーバーをはじめフレンチの「franck」など、上海紳士御用達のスポットを紹介しました。中でも「The Puli Hotel&Spa」のロングバーは、個人的にも待ち合わせや打ち合わせでよく利用する場所。インテリアはアマンリゾートやチェディなどをよく手掛けているデザインチームによるもので、特にオーストラリアのThe Flamming Beaconによる照明デザインが秀逸です。最近の新築ホテルではここが一番おすすめかな。さらにホテル建築ラッシュの続く上海では古い洋館やアパートを改築した数室のみのプチデザインホテルも増加中で、滞在の選択肢についていえば、東京よりも遥かに充実しています。


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